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【初心者向け】コーヒー豆の挽き方|手動式コーヒーミルの正しい使い方

公開日:2023.12.27
更新日:2024.01.07

“自分で淹れたコーヒーを飲みながら一息つく”誰しもが憧れる光景ですよね。

しかし「手動式のコーヒーミルはあるけど、使い方がわからない……」「コーヒー豆の挽き方がわからない……」という方は多いのではないでしょうか。そこで、この記事では以下のポイントについて解説していきます。

・手動式コーヒーミルの使い方
・コーヒー豆を挽くときのポイント
・初心者にやさしい手動式コーヒーミルの選び方

コーヒー豆の挽き方によって、コーヒーの味が変わると言われています。自宅で美味しいコーヒーを淹れたい方は、ぜひ参考にしてみてください。


編集者

SHUN HONKE

宮崎県初のクロッフル専門キッチンカーカフェ『kukuna cooffe』オーナー。Webマーケティング・クリエイティブ制作を中心に飲食店をサポート。趣味のキャンプを通じてコーヒーの魅力にハマる。その後、コーヒーの研究を重ね、ハンドドリップコーヒーを提供するキッチンカーカフェをOPEN。今後は、宮崎県の食文化を盛り上げることに尽力。

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    【手順】手動式コーヒーミルの使い方

    手動式コーヒーミルの使い方は、以下のとおりです。

    STEP1:コーヒーミルにコーヒー豆をセットする
    STEP2:好みの挽き目に調整する
    STEP3:ハンドルを回しコーヒー豆を挽く

    それぞれの工程を詳しく解説します。

    STEP1:コーヒーミルにコーヒー豆をセットする

    まずは、手動式コーヒーミルにコーヒー豆をセットします。セットするコーヒー豆の量は、1人前で10g(アイスコーヒーの場合は20g)です。

    コーヒーは、挽く豆の量で濃さが変わってきます。たとえば、コーヒー豆の量が少ないと薄いコーヒーになり、コーヒー豆の量が多いと濃いコーヒーになります。そのため、まずは10gで淹れてみて、自分の好みの深さに調整することをおすすめします。

    また、アイスコーヒーを淹れる場合は、氷で薄まってしまうので、ホットコーヒーの倍の量を準備しましょう。

    STEP2:好みの挽き目に調整する

    コーヒー豆をセットできたら、挽き目を調整します。挽き目とは、コーヒー豆の粒度(粗さ)のことで、大きく5段階あります。

    挽き目を細かくするほど苦みのある濃いコーヒーになり、逆に粗くすると苦みの少ない薄いコーヒーになります。手動式コーヒーミルでハンドドリップコーヒーを淹れる場合は「中細挽き」~「中挽き」程度がおすすめです。

    ただし、コーヒーミルによっては挽き目のダイヤルがなく、ネジで調節するタイプがあります。ネジで調節するタイプの場合は、真ん中ぐらいに調整して、粗さを確認してみてください。

    STEP3:ハンドルを回しコーヒー豆を挽く

    挽き目の調整が終わったら、ハンドルを回しコーヒー豆を挽いていきます。コーヒーミルの種類によっては、かなり疲れるものもあるので注意しましょう。コーヒー豆を挽き終わったら、ドリッパーにセットしてお湯を注げば完成です。

    ハンドドリップコーヒーの淹れ方は、以下の記事を参考にしてみてください。

    【手動式】コーヒー豆を挽くときの5つのポイント

    コーヒー豆を挽くとき、ちょっとしたポイントを意識するだけでより深い味わいのコーヒーに仕上がります。手動式コーヒーミルで挽くときのポイントは、以下の5つです。

    1. 淹れる直前に挽く
    2. ゆっくり挽く
    3. 最後まで挽ききらない
    4. 満遍なくコーヒー豆を入れる
    5. メンテナンスを忘れない

    詳しく解説していきます。

    1. 淹れる直前に挽く

    コーヒー豆は、淹れる直前に挽くのがおすすめです。コーヒー豆は挽いた瞬間から酸化が進み、味が変わってしまいます。そのため、なるべく豆の状態で保管して、淹れる直前に使う分だけ挽くようにしましょう。

    2. ゆっくり挽く

    コーヒー豆の挽き方ですが、急いでハンドルを回すのではなくゆっくり回すことを意識しましょう。急いでハンドルを回すと、ハンドルがブレてコーヒー豆の粒度が異なり、微粉(※)の量が多くなってしまいます。

    コーヒー豆の粒度が不揃いだと、抽出速度が遅くなり苦みや雑味の原因になります。また、微粉は表面積が大きく、そもそも苦みや雑味がでやすいものです。なるべくコーヒー豆の粒度を均一にするためにも、ハンドルをゆっくり回して挽くようにしましょう。

    (※)コーヒー豆を挽いたときに出る均一ではない細かい粒子

    3. 最後まで挽ききらない

    コーヒー豆は最後まで挽ききらないこともポイントです。つまり、最後1~2g程度残しておくということ。これは、豆の粒度を均一にするためです。

    挽き始めは、豆の重みであるのでしっかり刃に噛ませながら挽けますが、最後の方は重りとなる豆がないため、若干空回り状態になります。これでは、挽き始めと挽き終わりでコーヒー豆の粒度が変わってしまうため、最後1~2g程度残す必要があります。

    コーヒー豆の分量を1人前10g程度とお伝えしましたが、最後まで挽ききらない場合は12g程度準備することをおすすめします。

    4. 満遍なくコーヒー豆を入れる

    コーヒーミルにコーヒー豆をセットする際は、満遍なく入れるようにしましょう。先ほどお伝えした理由と同じで、コーヒーミル内でバラつきがあると、粒度が不揃いになってしまう可能性があります。

    そのため、コーヒー豆は満遍なく入れ、まっすぐ挽くようにしましょう。

    5. メンテナンスを忘れない

    コーヒーミルを使ったらメンテナンスを忘れないようにしましょう。微粉がコーヒーミルに詰まったままでは、コーヒーの風味を損ねる可能性があります。そのため、メンテナンスを忘れず行うことが重要です。

    メンテナンスの仕方は、コーヒーミルによって異なります。セラミック刃の多くは水洗い可能ですが、基本的にはブラシを使って掃除します。ブラシを使って、微粉を落とせば終了です。

    まとめ

    手動式コーヒーミルの使ってコーヒー豆を挽く手順は、以下のとおりです。

    STEP1:コーヒーミルにコーヒー豆をセットする
    STEP2:好みの挽き目に調整する
    STEP3:ハンドルを回しコーヒー豆を挽く

    コーヒー豆を挽く手順は簡単ですが、コーヒーは奥が深いものです。挽き方ひとつでコーヒーの味が左右されるので、まずはベースとなる挽き方を覚えておいてください。そこから、自分好みのコーヒーを見つけるのがおすすめです。

    また、コーヒー豆を挽くときは、以下のポイントも押さえておきましょう。

    1. 淹れる直前に挽く
    2. ゆっくり挽く
    3. 最後まで挽ききらない
    4. 満遍なくコーヒー豆を入れる
    5. メンテナンスを忘れない

    手動式コーヒーミルを使って”美味しいコーヒー”を淹れたい方は、コーヒー豆の挽き方にこだわってみてはいかがでしょうか。